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このお店は、阪急百貨店に入っている蕎麦屋さんであって甘味処ではない。 しかしメニューの中に「そば団子」「ぜんざい」があるので取り上げた。 尚、このお店の本当の名前は「鶴」のあと旧字の「ヒ」を3つ書く喜ぶという字を書くが、 それはパソコンでは出ないので「喜」の字を当てている。
かなりの人気で、休日は行列で入れないこともある。 私達が行ったのは平日だったが、1時を過ぎてもお客で一杯だった。 2時近くになってようやく空いてきた。 昼食として「おろしそば」などの食事も頼んだのだが、 しこしこした蕎麦で歯触りがしっかりしていた。 「そば団子」「ぜんざい」だけを食べに来ても良いですかと店員さんにたずねると、 「全く問題ありません」との事だった。
尚、この店は モザイクダイニング (四条河原町阪急百貨店7F8Fの飲食街)の解説では 「坂本で280年以上の長きに亘って、そば一筋に打ち込んできた老舗の名店。」 とあった。確かに坂本には 本家鶴喜そば本店 というよく知られた古い老舗がある。 しかし、そこで蕎麦を食べたときにお店の人に伺うと、 四条河原町阪急の店とは関係が無いとのことであった。 これはどういうことか、と思ってネットで調べた。 すると、あるブログによれば、 チェーン店の鶴喜そばは「鶴喜そば製菓」という別の会社がやっているとのこと。 一種の分家には違いないらしいのだが、 この会社は本業が菓子(そばぼうろ)となっているらしい。 但しこのあたりの情報は不正確である。 いっぽう、本家鶴喜そば本店が直接出している店は近鉄百貨店にあった。 しかし百貨店の閉鎖にともない無くなってしまった。 これは本当の話。
以下で述べているようにこの鶴喜そばが出している「ぜんざい」は、 善哉といっても小豆の粒が見えないもの、つまり「汁粉」である。一方、 本家鶴喜そば本店 に行くと「そばぜんざい」というのがあり、これは小豆の粒が浮かんでいるあの善哉であった。 素朴な(ホームメイド的な)小豆を煮た味が出ているように思えたが、 この中に入っている団子は以下に出てくるそば団子に色が似ていた。 善哉の汁は似ていないが、団子は似ていた可能性が高い。 本家鶴喜そば本店で食べたのが2007年なので時間が経っていて確実なことは言えないが、 (団子の)味も似ていたのではないかと思う。
| 場所: | 四条河原町阪急の8F(下京区四条通河原町東入真町68) |
| 電話: | 075-223-2288(百貨店大代表) |
| 休業: | 河原町阪急の休みと同じ |
| 掲載例: | |
| 訪問日: | 2005/09/29 |
| 値段と説明: | 「ぜんざい」は 420円。そば団子は 380円である。 |
| 評点: |
3.0
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鶴喜そばの「ぜんざい」には、「そば団子」で出てくる蕎麦の団子が入っている。 冷たいのと温かいのがあったが、私達は温かい方を頼んだ。 そば団子の他に蕎麦の実も入っていた(写真の白っぽしいもの)。 まず、如何にもおしるこ的な汁である。 家庭でこの味が簡単に作れるかどうか分からないが、 いかにもこなれた甘味処で出てきそうな味だ。 京都でどれがそうか、ちょっと今思いつかないが、大阪の 夫婦善哉 の味はちょっと似ていた(と思う。但し記憶違いの可能性もあり)。
そばの団子は、 メニューとしての「そば団子」を頼んだ時(下記)よりも温まって柔らかくなっていた。 その弾力は白玉よりも何というかねっとり感が強い。 口の中で独特の感触があって、これがいいと言えばいえる。 風味としても、白玉のあの粉から作る風味と違う。 何ともうまく言えないが、他の粉で作る団子と風味が違うのでそれと分かる。 但し、以前私はそば粉を買ってパンケーキその他の料理をしたことがあるのだが、 あの時の蕎麦粉を丸めてもこの風味にはならない気がする。 単に蕎麦粉というより何か工夫があるのだろう。
この味をどう受け止めるべきか迷った。 悪くないといえば悪くないが、しかし食べた時の全体の雰囲気はどこか「一般的」であった。 つまり大量に作った時に生じるある種の風味というか、 どこか画一的なものが感じられてしまった。 それが上の評点に反映した。 こういう「お客がどんどんさばかれてゆく」という感じの雰囲気のせいで、かなり損をしている。 これと対極にあるのが 紅葉庵 の雰囲気である。 こうなると、どこまでが雰囲気の問題で、どこからが味の問題なのか分かりにくい。
ぜんざいと同時にそば団子も食べた。 蕎麦の団子にきな粉、こし餡がかかっている。きな粉にも甘味がついている。 団子の歯触りは上にも書いたがねとっとした感触が強い。「しこっ」ではない。 そういう独特のモチモチ感が食べたければ、これは当たりだと思う。 蕎麦のお店らしい一品である。 ただ、上に書いたが雰囲気的なものに私は気を取られてしまった。 味そのものにも、ごく微妙にそういう雰囲気が反映しているであろう。

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